世界一周・海外長期滞在で僕が接種した予防接種まとめ

こんにちは。のぶです。

日本では冬が近づくとインフルエンザの予防接種が話題に上がりますよね。

でも海外に長期滞在する場合は季節に関係なく予防接種を受けておく必要があります。

100%予防できるわけではないけれど、接種しておいた方が発症時に症状が軽くなることだってありえるんですよ。

なら、どんなワクチンが必要なのか?

僕の経験を交えながらまとめてみます。

僕が接種したワクチン

僕は日本国内と海外で分けて接種しました。

ワクチンには接種間隔が必要になることもあり、出発までに間に合わなかったためです。

(初めて接種したのは出発5ヶ月前。複数回接種で最長1年の間隔が必要なものもあった)

僕が接種したのは以下のものになります。

国内接種

A型肝炎(1回目)

左がA型肝炎ワクチン

破傷風(1回目、2回目)

狂犬病

◎B型肝炎は元々接種していた

 

※狂犬病ワクチンはそこまで重要ではないかもしれません。

僕は野良犬が怖かったので接種していきましたが、『打っていけば噛まれても大丈夫』というわけではないのです。

実は予防接種していても噛まれたら緊急で再接種する必要があります。

僕は病院で接種する時に医師から、

 

「もし狂犬病にかかっても日本の医者はあなたを助けてあげることはできないよ」

 

なんて言われました 汗

この辺は人それぞれで判断してください!

また予防接種は保険が効かないのでめっちゃ高くなります。

なのでお手軽な場所をネットで調べて受けに行きましょう。

海外接種

A型肝炎(3回目)

日本脳炎

黄熱病

3種混合

(ジフテリア、百日咳、破傷風3回目)

ポリオ

腸チフス

 

こんな感じになります。

数えてみたら10種類もあります。

今でも「ホントに必要だったのかな?」なんて思いますが、こればかりはどう考えても結論が出ません。

飽くまでも「予防」なので不安なら受けておくのが良いと思います。

接種回数、間隔、持続期間は?

※詳細は必ず医師に相談してください

ワクチンで問題になるのが接種の回数や間隔、持続期間です。

普通に生活してるなら問題ないのですが、世界一周とかだと準備期間がありますよね。長期海外滞在の予定がある方はチェックしておいた方が無難です。

僕が接種したワクチンについては以下のようになります。

A型肝炎(国内産)

接種回数:3回

接種間隔:初回、2~4週間後、6ヶ月後

抗体持続期間(3回接種後):5年

 

破傷風

接種回数:3回

接種間隔:

初回、3~8週間後、1年後

抗体持続期間(3回接種後):10年

※初回接種から10年以内に追加接種を受けていない場合は3回接種

 

狂犬病(国内産)

接種回数:3回

接種間隔:

初回、4週間(28日)後、6~12ヶ月後

抗体持続期間(3回接種後) :2年

※輸入物だと、

接種回数:3回

通常接種 : 初回、7日後、4週間(28日)後

至急接種: 初回、7日後、3週間後(21日)後

抗体持続期間(3回接種後) :3年

 

日本脳炎(国内)

接種回数:3回

接種間隔:

1~4週間隔で2回接種、1年後追加接種し基礎免疫完了。

その後1回の接種で有効免疫完了。

抗体持続期間(基礎免疫終了後) :5年

※輸入物10年持続

 

黄熱病

接種回数:1回

抗体持続期間:10年?

※日本だと検疫所や大学病院など比較的大きな施設でしか受けることができません。

 

ポリオ

接種回数:3回

接種間隔:

初回、4~8週で2回目、6~12ヶ月で3回目

抗体持続期間:10年

 

腸チフス(輸入物)

接種回数:1回

抗体持続期間 :3年

 

こんな感じです。

接種間隔は結構厳しい感じですよね~。

接種した場所

僕は破傷風(1回目)を職場で、A型肝炎(1回目)と狂犬病は東京にある「ふたばクリニック」にて接種しました。

予防接種は保険適応外なので少しでも負担を減らすため、自分の職場も利用させていただきました 笑

お値段は、

 

破傷風ワクチン350円×3

狂犬病ワクチン7000円×3

A型肝炎ワクチン9000円

 

でした。

 

合計30350円

 

たっかーーーー!

破傷風は薬価のみで350円。他との値段差を見る限り病院は相当な手技料を取ってますな 笑

(国内での接種料金はふたばクリニックを参考にしてください)

 

残りは全て海外です。

海外のワクチン接種と言えばバンコクにあるスネークファームが有名!

ここで、A型肝炎(3回目)、日本脳炎、黄熱病、3種混合、ポリオ、腸チフスを接種。

値段は失念ですが日本より安いことは確実。

 

あと僕は黄熱病のワクチンをここで接種しませんでした。黄熱病は他ワクチンと接種が重なると良くないという情報があったためです。

なのでモロッコのカサブランカにあるパスツール研究所にて接種しています。

(すみません。写真失念。)

 

ちなみに日本での黄熱病ワクチンはどの病院でも接種できるわけではありません。

以下の施設に限られるようです。

 

【北海道・東北】

小樽検疫所

小樽検疫所千歳空港検疫所支所

仙台検疫所

 

【関東甲信越】

国立研究開発法人国立国際医療研究センター

東京医科大学病院

公益財団法人日本検疫衛生協会 東京診療所

東京検疫所

横浜検疫所

新潟検疫所

 

【東海・関西・中国】

名古屋検疫所中部空港検疫所支所

大阪検疫所

関西空港検疫所

神戸検疫所

広島検疫所

広島検疫所高知出張所

 

【九州・沖縄】

福岡検疫所

福岡検疫所門司検疫所支所

福岡検疫所長崎検疫所支所

福岡検疫所鹿児島検疫所支所

那覇検疫所那覇空港検疫所支所

 

ちなみに日本でも海外でも接種すると証明書?がもらえます。

こんな感じですかねぇ・・・。

予防接種はケチらない方が良いですよ~

特にバックパッカーする人たちにとっては予防接種は恐ろしく高いです。

でも仕方ないですよ。

すぐ日本に戻ってくるなら必要ないですが、長期旅行者や移住者は戻りませんよね。

もし感染したら治療に数万~数百万円掛かることだってありえます。

ウイルスによっては治療できず命がなくなることだってあります。

でもワクチンなら数千円で済みます。

少しでも節約したいからといって、

 

「ワクチン高いし別にいいや」

 

なんて言ってる場合じゃないですよ。

実際感染するかしないかは誰も分かりません。

インフルなんて打ってもかかるし、打たずにかからない人もいます。

でも・・・、

 

感染したら困るのは自分だけじゃない

 

ということを知っておいてください。

周りの人、みんな困ります。

両親も友達も世界一周仲間も、みんな困るし悲しみます。

世界一周旅行者で感染症を患い亡くなった方もいましたよね。

知った時、悲しくなりませんでしたか?

高いから打たないなんて言わないでください。

確かに節約は大事です。

でもここは節約する部分じゃない。重きを置く部分です。

ワクチン接種は時間もお金もかかりますが、

 

「時間をお金で買う」

 

と考えて日本で受けていくのも一つの手段だと思います。

全て海外だと色々な障害が出てきますよ。

少しでも順調に事を進めるためにも、できるかぎり事前準備はしっかりしておきましょう!